シリーズ化してきた「ピラティスで英語を鍛える」。その1は私自身が助けられたスタジオ環境の話、その2は「英語は後からついてくる」というボスからの助言について書きました。
その3は、ちょっと趣向を変えて、具体的に、英語でピラティスを教える上で、戸惑ってきた英語表現を2つご紹介してみようかと。
1. 名詞に複数形がある問題
この名詞の単数・複数問題はなかなかトリッキーで奥が深い(笑)のだけど、簡単なところだけ。
日本語にはそもそも名詞に単数・複数形がないけれど、英語にはあります。って、中学生(今は小学生?)で習いましたよね。これが、意外とノン・ネイティブな私にはトリッキーで。
例えば、「腰」。日本語だと「腰」と言えば、腰全体を「一つ」として捉えていて、あえて片方だけを指す場合にだけ「右の腰」や「左の腰」と言いますよね。これが英語だと、腰は右の腰と左の腰に分かれていると(言語上は)考えるので、腰全体を指す時には「hips」と複数形にする。逆に、うっかり「hip」と言ってしまうと、"あえて単数形にしている"ことになるので、クライアントさんに「どっちの腰?」と聞き返されてしまいます(※ちなみに、お尻はhipsではなくてbuttocksね)。
これとある意味、似たパターンが、「足」。
足→foot、その複数形→feet、と言う順序で学生時代に英単語を覚えた名残りなのか、あえて片方と指定しない「足(=つまり両足)」と言いたい時に、お勉強の頭から「foot」(片足)が先に出て来ちゃうことがある。最初から二つあるものでも、「arms」や「ears」のように複数形の「s」をつけるだけのものなら間違えにくいんだけど、footとfeetのように言葉が変わる時がトリッキー。
なので、ニコイチだと言葉自体が変わる単語は、今後、学校でも複数形から教えた方が良いのではないかと提案したい(笑)!
2. 足脚問題!
日本語にはないピラティス頻出英単語(?)の一つが、「足」と「脚」。足はfootで脚はlegと単語自体が違っていて、これを言い間違えるとクライアントさんが当然混乱します。私にとっては「あし」でも、彼らからすれば、なぜ二つの違うものを取り違えるのかが理解できないわけです😂
(似たもので、これは滅多に間違えないけど、手の指はfingersというけど、足の指はtoes。手の親指はthumbだけど、足の親指はbig toe。頭の中で、日本語で「指!」と思って英語にすると、足の指を「fingers、いやtoes!」と間違えちゃうことがたまーに・・・。)
でも、日本語でもピラティスを教えるようになったら、逆にどちらも「あし」なのも難しい・・・。現状、日本語で教える時には「footの足」とか「legの方の脚」または「こっちのアシ!(=画面に頼る)」となってしまっていますが、日本のインストラクターの方々は、どうしていらっしゃるんでしょう?
これ、すごくすごく疑問なので、教えていただけたら嬉しいです。
こんな細かそうで意外と重要な英語の壁を日々乗り越えながら、教えておりまーす。
お気に入りの壁画前の一枚❤️
2コメント
2021.09.04 20:35
2021.08.31 06:35