"Everything with Intention."

「毎日、Journalをつけなさい。」


研修生時代にボスに言われた言葉。Journalは日記、というか日誌?自分の研修の記録、考えたことや見聞きしたものをなんでも書いておくためのものです。


今でも読むと、そのメモを書いた時に何を見ていたか、何を考えていたか、割と明確に思い出せます。他の先生たちのレッスン構成や気になったキューイング、自分が教えたクライアントさんのこと、それこそボスに言われた言葉、などなど。500時間超のトレーニングがまさにここに詰まっています。


1年半弱の間に何冊もノートが変わっていったのだけど、デザインを特に気に入っていたのが、この「Everything with Intention.」という表紙の一冊。

「Everything with Intention.」、 つまり、「何事も意思を持って」。この「意思」という言葉のチョイスが、なんともピラティスっぽいなと思って。


ピラティスのエクササイズにはもちろんそれぞれに、「何にどう良い効果があるか」という説明は可能です。でも、ピラティスは、動きながら体を作っていくエクササイズ。だから、"効果”や"目的”よりも<手前>にある、「"どのように"自分の体を動かすか」というところが、実はすごく大切にされているエクササイズだと思うのです(もちろん、効果や目的がない、と言っているわけではありません〜)。


ピラティスには6つの基本原理とされている考え方があります。

1. Centering

2. Control

3. Concentration

4. Precision

5. Breathing

6. Flow


これを見てもらうと分かる通り、どれも「より良く動く」ためのものなんですよね。このどこかピュアに、どこか実直に?、動きを極めていくことで、心も体も精神も(mind, body and spirit)高めていける、ということなのかなと。


めっちゃハードコア(笑)。


例えば、あの表紙が「Everything with Purpose.」(目的を持って)だったら、やっぱりピラティスっぽいとは感じなかったと思う(し、なんかダサい。。。w)。


もっと手前の、(心身両方を含む)「体」に近いところの、直感的な感覚のある「intention(意思)」だったから、やっぱり心に響いたんだと思う。


「(動きながら)体の中心を意識する」

「体の隅々まで意識を持って(動く)」

「集中して(動く)」「(動きに)集中する」

「正確に(動かす)」

「(動きの中で)呼吸を使う」

「流れるように(動く)」


私は、クライアントさん自身が、自然とこれらの要素を取り込んで「動ける」ようにガイドするのが、ピラティスのインストラクターの仕事なんだと思っているし、そういう明確な「intention」(purposeではない!笑)を持ってやっていきたいと思っています。


ピラティスが本当に良いエクササイズなのであれば、その「動き」の結果として、心身の変化が必ず起こるはず。


===

えーと。なんか最初に書こうと思ったよりも、熱い感じになってしまいました。ここまでお読みいただいた方がいたら、ありがとうございます❤️

一緒にピラティスしていきましょう🙌


Good Vibes Only!

ニューヨークのピラティス インストラクター。 マンハッタンとブルックリンの スタジオで、日々 ピラティスを語り続けています。 気が向いたら更新中。

0コメント

  • 1000 / 1000