Spread love, people!

今日はちょっとショッキングな話を聞きました。


ブルックリンの五番街(笑)を歩いていて、久々にインストラクター仲間に会ったので、立ち話。最初は彼女の可愛がっている犬やワークライフバランスの話などをしていました。


ふと思い立って、「ねぇ、fleishers(近所の精肉店)、いつ開くか知ってる?」と聞いたところ、「知らない。なんで閉まっているか、知ってるわよね?」というので、「知らない〜なんで?」と聞いたところ、教えてくれました。これがショッキング。

(こんなお洒落なお店👇)

最近変わったオーナーが、CEOに対してBLM 、Pride に関するメッセージをNY市内およびコネチカットにある4店舗の店頭から撤去するように命令。すぐに実行に移したCEOに対し、従業員が反発。大多数が店を閉めて帰宅。そのまま過半数が退職したのだそうです。


慌てたCEOは、24時間以内にメッセージを戻したものの、従業員の信頼は取り戻せず、そのまま4店舗とも閉店中。これが8月の話らしく、9月末には再オープンするとされていたのですが、いまだに開いていません。


彼女から話を聞いた時には、近所の店舗だけの話だと思ったので、政治的に超!リベラルの人の多いブルックリンのど真ん中で、なぜそんな判断をしたんだ&従業員たちの対応も非常にニューヨークらしい、と思ったのですが、市内3店舗だけでなく、コネチカットの店舗でも同様だった模様。


彼女も、「グラスフェッドの高級肉をよ?パークスロープ(うちの近所)で買うような客がよ?BLMとPrideに反対すると思うってあり得る??」って言っていました。ほんと、それ。


(これがその記事👇)


このお店は、他の近所のビジネスと比べても、確かにはっきりとBLM, Prideに関するメッセージを打ち出していて好感を持っていたのですが、この件を報道した記事によると、従業員にもBIPOC、LGBTQIA+が多かったそうです。


(BIPOC=Black, Indigenous, People of Color、つまり黒人、原住民、その他有色人種、という意味で、LGBTQIA+は、レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダー、クイア(またはクエスチョニング)、インターセックス、アセクシュアルなどの性的マイノリティを指します。)


記事に書かれていた、オーナーのもとには、店頭のBLMやPrideのメッセージに反対する声が直接届いていたので、行動に出た、というのも興味深い。投資家であるオーナーに直接意見できるような、おそらく超リッチな人たちには「聞きたくない」メッセージであり、実際に店で働いている人は「言いたい」メッセージであったということ。


自分のあり方を含めて、考えさせられます。何事も政治的に捉えるアメリカらしいといえばそれまでだけど、政治的でないことなどない、とも思うので。

インスタには、Fort GreeneにあるSpread Loveのメッセージを載せました。

Spread love、って、ポジティブな気持ちを広めるっていう気持ちが込められているけれど、ネガティブとは闘わないということではない、と強く思います。


全くピラティスではない話でした。失礼しました。でも、この週末のハイライトでした🔥



Good Vibes Only!

ニューヨークのピラティス インストラクター。 マンハッタンとブルックリンの スタジオで、日々 ピラティスを語り続けています。 気が向いたら更新中。

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